手の皮膚の病気ガイド

手のひらの湿疹

手のひらに湿疹ができると、かゆみをともない、むやみにかきむしっていると、赤くなり、手の指や爪から皮膚に雑菌が侵入して、かえって皮膚の炎症を丸く可能性があります。
手のひらの湿疹は、手湿疹の症状の一部であり、手湿疹以外にも慢性湿疹、アレルギー性接触皮膚炎、手白癬などの皮膚の病気の種類があります。

 

「白癬」と聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが、「水虫」と言えばすぐにおわかりいただけることと思います。水虫は、白癬菌の繁殖によるもので、足の裏だけにみられる皮膚の疾患ではありません。慢性湿疹は、手の皮膚のかゆみが強く、皮膚が赤くなるのを繰り返して症状が長期化することがあります。慢性的な皮膚のかゆみということで慢性湿疹と呼びます。

 

アレルギー性接触皮膚炎は、アレルギーの原因とされる物質に手が触れることで、4〜6時間程度経過した頃から、皮膚に赤い湿疹がみられるなど、アレルギー反応が引き起こされます。小さな水泡ができることもあり、強いかゆみをともなうことがあります。

 

手のひらの湿疹の症状といっても、さまざまな皮膚の病気の種類があるため、症状だけを見て独断で病名を判断するのは難しく、手のひらの湿疹の原因をつきとめて、皮膚科専門医の診察や検査を受けた上で、必要とされる治療を早めに受けることです。

 

手のひらの湿疹は、とくに手のひらの皮膚が薄い人は、その分バリア機能が低下していますので、注意が必要です。アレルギーが原因でとのひらに湿疹ができる場合は、アレルギーの原因を特定する必要があります。原因物質に極力手に触れないように心がけることです。

 

皮膚が敏感な方やアトピー、アレルギー体質のある方は、ふだん使用する台所用洗剤や洗濯洗剤、白髪染めなどは化学成分が含まれていないものを選ぶように心がけることです。
手白癬による手のひらの湿疹がみられる場合は、強いかゆみが感じられることはほとんどありませんが、とくに水仕事をする人に多くみられます。手白癬の場合、すでに足や爪に白癬の症状がみられる、もしくは白癬菌が潜んでいるケースが多いようです。

 

皮膚に水泡やかゆみなど異常がみられる場合は、すみやかに皮膚科専門医の診察を受けて早めにケアしてもらうことです。